江戸時代の経済(続編)

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おはようございます。

・2009/12/17に江戸時代の経済の話を
取り上げました。

・本日はその続編です。

・前回の話をご覧になりたい人は下記を
クリック下さい。↓

http://d.hatena.ne.jp/qqqqchan/20091217

■ここから続編です。長くなりますが、
お許し下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・前回は、1708年綱吉の晩年に財政再建
に取り組んだ勘定吟味役の荻原重秀(お
ぎわらしげひで)の話をしました。

・デフレ対策のために当時のマネー小判
の供給量を極端に増やし、バブルを生ん
で、そしてその後マネーの供給量を増や
しすぎてハイパーインフレを起こしたと
いう話です。

・その後、後を引き継いだ新井白石は、
まず、徹底的な倹約を行い、財政支出
抑えました。

・無駄な出費を抑える。これはよい政策
です。

・次に、ハイパーインフレを退治すべく
、白石は失われた貨幣への信用を回復し
ようと、荻原が下げていた金の比率を元
に戻しました。

通貨供給量を極端に減らしたのです。

財政支出削減と極端な利上げを同時に
行ったということです。

・結果、「悪貨が良貨を駆逐する」とい
うように金の比率あげた良い貨幣は流通
せず、以前の悪い貨幣だけが流通し、貨
幣供給量は極端に減少しました。

ハイパーインフレは鎮圧できたのです
が、デフレになり経済成長にストップが
かかったのです。

・これがきっかけとなり、新井白石は職
を離れ、将軍吉宗自ら経済政策の陣頭指
揮をとることとなります。

・吉宗は当初、倹約と農業生産促進とい
う伝統的なやりかたで、幕府財政の回復
を図っていきました。

・ただ、デフレ経済下で、米を作っても
作っても米の価格は下がるので、農民の
負担は多大でした。

・本来はデフレですから少なくとも米の
増産分貨幣量を増やす必要があるのです
が、当時吉宗は反対していました。

・しかし、たまりかねて、1736年につい
に金の比率を引き下げ、貨幣の供給量
1.5倍に増やしたのです。

・これで米の価格が急激に騰がりました

・これと歩調を合わせ、勘定奉行神尾春
央(かんおはるひで)が年貢の取り立て
を増やす陣頭指揮をとります。いわゆる
増税です。

・ちなみに、この人は「百姓とゴマの油
は絞れば絞るほど出るものなり」という
セリフで有名です。

・このような強烈な増税の結果、その17
44年の年貢は江戸時代を通じて最大の収
入をもたらしました(180万石)。 通
常130万石なので、約40%増です。

・この強烈な政策は1736年の貨幣供給量
の増加と歩調を合わせていました。貨幣
量を増やすことで米の値段を上げ、上が
ったところで年貢を増やし、幕府の収入
を大幅に増やしました。

・農民を犠牲にして幕府の収入を増やし
たようなものです。

・ですが、結果的には1758年に幕府の財
政は最高の黒字額を記録し、財政再建
果たしました。

・この江戸時代の経済の話を振り返ると
次のようなことがわかります。

・国家財政の再建は、マネーの量のコン
トロールだけでは難しいこと。これだけ
に頼ると行き過ぎを起こし、バブルや
インフレを過度に招いてしまう。
(荻原重秀の事例)

財政再建の基本は、まず倹約をして無
駄な支出を抑えること、税金をとれると
ころからしっかりとること(金持ち優遇
税制等は改める)、そして、マネーの量
を経済成長にあわせて適度にコントロー
ルすることに尽きると思います。

・これができれば、歳入の倍の歳出があ
るひどい状況でも、財政再建が可能とい
うことを歴史が証明しています。

・これは現在の日米欧の先進国にでも十
分あてはまることだと思います。

・日本の民主党は、事業仕訳等で倹約を
行い、マネーのコントロールも適度に行
う方針だと思います。あと、足らないの
増税という方針でしょう。

・これができるかどうかで日本の財政再
建の可否が決まるのだと思います。

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