米国の長い調整サイクルは続く

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おはようございます。

本日もどうぞよろしくお願いします。

■ 前日の市況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●株式
香港ハンセン 
20,109.33
(-489.22)

NYダウ 
10,194.29
(-2.57)

日経平均 
10,325.28
(-187.41)

日経225先物(シカゴ) 
10,335
(-175.00)

●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ユーロ→ドル→円)

ドル−円
89.60
(-0.60)

ユーロ−円
126.15
(-1.49)

ユーロ−ドル
1.4078
(-0.0073)

●債券
米国10年債 
3.61%
(-0.01%)

日本10年債 
1.30%
(-0.02%)

●商品
NYMEX原油先物
74.64
(-0.55)

NYMEX金先物
1,093.00
(-2.40)


■ 相場コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・香港、中国市場とも下落。

・一部銀行が当局の指示を受け、預金準
備率引き上げを実施する等貸出を抑制す
る動きに出ていることを嫌気して下落。

・この動きを見ていると、当局が貸出を
抑制し、バブルを鎮静化しようとする意
思が強く感じられる。当面調整は続くよ
うだ。

・欧州株は小幅上昇、米国株は横ばい。

・米国の消費者信頼感指数と独企業景況
感の上昇率が予想を上回ったことで、中
国株の下落の影響を和らげた。

・これまでの欧米からアジアへの行き過
ぎたマネーが欧米に逆流しているという
のが現状である。

・この調整の動きはしばらく続く。

・市場は26〜27日の米連邦公開市場委員
会(FOMC)の結果を注視か。

■ トピックス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・昨日はボルガーのFRB議長時代の話から
彼の考え方をみてみました。本日は今後
どのように金融機関を再建していくか、
その後の歴史を振り返りながら考えてみ
たいと思います。

・本日も長文になりますが、お許し下さ
い。

・87年にボルガーが退任し、グリーンス
パンにバトンタッチします。米国景気は
89年にピークを迎え、不況に突入しまし
た。

・この時、商業用不動産価格が急落し、
米銀の不良資産の割合は91年に8%へ上昇
します。

・この時、不良債権問題は解決するにあ
たり、米銀のとった行動は非常にシンプ
ルでした。

FRBが89年から金利を下げていったた
め、10年国債との長短金利差が最大4%ま
でに広がっていました。

・そこで米銀は預金で調達した短期資金
米国債等の長期債に振り向け、長短金
利差による収益を享受し、それを原資に
不良資産を償却していきました。

・米銀が長期債を大量に購入した結果、
長短金利差は4%から93年には2.8%くら
いまで縮小しています。

・こうして、89年の発生から5年をかけ、
不良債権を償却し終えたのです。

・これは、日本の不良債権処理でも同様
に行われた手法です。

・現在に戻ります。今回の金融危機は、
そもそも大手銀行が短期的に高収益の稼
げる投資銀行業務に大きく傾斜し、過大
なリスクをとりすぎたことが原因です。

公的資金の注入を受けた際に、大手銀
行は、本来であればこれまでの投資銀行
業務を縮小させ、リスクを軽減させる一
方、不良債権処理を地道に行い、経営再
建させるのが当然です。

・しかし、大手銀行は公的資金を勝手に
返済し、短期的な収益確保を狙い、再度
リスクの高い投資銀行業務に傾斜してい
るのが現状です。

・もう一度、危機を起こしかねない状況
です。

・今回の「ボルガールール」と呼ばれる
金融の新規制が導入されると、商業銀行
投資銀行業務ができなくなるので、こ
れまでのようにドルキャリートレード
で短期的な収益を稼ぐ方法はとれなくな
ります。

・ かといって、国内向け貸出をどんど
ん増やせるかといえばそんな状況ではな
いでしょう。実際、89年の不良債権処理
の間、貸出は横ばいで増えていません。

・ただ、安全を求めて国内の預金はどん
どん増えるので、銀行はこの資金を運用
しなければなりません。

・幸い長短金利差は現在3.5%強あるので、
ここで89年取られたシンプルな手法と同
様、銀行は資金を長期債に振り向ける行
動に出ると思います。

・そして、この長短金利差で稼いだ収益
を原資に不良債権を償却する方法をとる
ことになるでしょう。

・歴史的にみてもこれが最も安全な処方
箋です。

米国債の大量発行により、海外からの
米国債の購入に懸念が出ているところな
ので、米銀が強力な買い手になれば、そ
の懸念も払しょくされます。

・このように米銀が不良債権を償却する
間、米銀は米国債はじめとした長期の債
券購入により、長期金利は低下をするこ
とでしょう。

・89年の不良債権処理には5年かかりまし
た。今回の危機は当時より大きいのです
。ボルガーが言ったいったように、すべ
ての国民にメッセージが届くまでこの長
い調整サイクルは続くのです。

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