企業の決算は好調だが

おはようございます。

本日もよろしくお願いします。

■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
21,549.88
(+92.22)

ドイツDAX指数　
6,331.33
(+23.42)

ＮＹダウ　
10,680.43
(+44.05)

日経平均　
9,489.34
(-204.67)

日経225先物（シカゴ）　
9,650
(-15.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（円→ユーロ→ドル）

ドル−円
86.26
(+0.49)

ユーロ−円
113.49
(+0.02)

ユーロ−ドル
1.3160
(-0.0070)

●債券
米国10年債　
2.95%
(+0.05%)

日本10年債　
1.01%
(-0.04%)

●商品
NYMEX 原油先物
82.42
(+0.05)

NYMEX 金先物
1,194.30
(+8.20)

■ 相場コメント
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（アジア）
・中国株、香港株とも上昇。

・中国株は農業関連株等インフレに強い
銘柄中心に上昇した。

・７月の香港住宅販売額の増加や、キャ
セイ航空の予想以上の利益が好感され、
香港株は上昇した。

・両市場ともこのところずっと上昇して
おり、高値警戒感も出始めている。

（欧州）
・欧州株は小幅上昇。

・米国の民間雇用やサービス業活動に関
する統計が予想を上回ったことを好感した。

（米国）
・米国株は小幅上昇。

・欧州と同様、経済指標の上振れを好感
した。また、好調な企業決算も相場を後
押しした。

（全体）
・中国、欧州、米国とも特に大きな材料が
ない１日であった。

・投資家は引き続き様子見の状況。

【トピック】
・トヨタ自動車の4〜6月の決算は、1904
億円の黒字となり、急回復した。

・アジアをはじめとした新興国での販売
増が大きく寄与した。

・ただ、下期の見通しはというと減速を
見込んでいる。

・9月末のエコカー補助金の打ち切り後
の反動減、円高、あと最大市場となっ
た中国の販売減少を見込んだ処置であろ
う。

・中国では、自動車大手のBYDが年間販
売目標を25%下方修正した。

・中国の1〜6月の新車販売台数は前年同
月比50%増だったが、7月は前年同月比10%
増まで減速していることを受けての処置
であろう。

・頼みの綱である最大市場の中国の販売
が伸び悩んでおり、下期以降より減速す
るということは、世界の景気に与える影
響も大きい。

・自動車をみてもわかるように、これま
でのような中国の急激な需要増を当て込
んだ企業は、下期以降軒並みその反動を
くらうであろう。

・現在、好調な日欧米の企業決算も、
下期は落ち込むことが予想される。

・現在の企業決算を見て好調だから投資
するのであれば控えた方がよい。

・リストラをして、新興国の需要増に
のったから利益が出ただけのこと。

・世界のマクロ環境から市場を見ると、
今の好調な決算は一時的なものでしか
ないのです。

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