ＦＯＭＣとドル安政策

本日もよろしくお願いします。。

■ 前日の市況
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●株式
中国上海A株
2,714.96
(+2.92)

香港ハンセン　
22,002.59
(+25.25)

ドイツDAX指数　
6,275.98
(-18.60)

ＮＹダウ　
10,761.03
(+7.41)

日経平均　
9,602.11
(-23.98)

日経225先物（シカゴ）　
9,575
(-140.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ドル→円→ユーロ）

ドル−円
85.07
(-0.64)

ユーロ−円
112.83
(+0.88)

ユーロ−ドル
1.3262
(+0.0200)

●債券
米国10年債　
2.57%
(-0.13%)

日本10年債　
1.06%
(-0.02%)

●商品
NYMEX 原油先物
72.96
(-1.66)

NYMEX 金先物
1,289.80
(+10.50)

■ 前日のコメント
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（アジア）
・中国株、香港株とも小幅上昇。

・時価総額で世界最大の不動産会社サン
フンカイの増益決算を受け、不動産開発
株中心に買われた。

（欧州）
・欧州株は下落。

・アイルランド、スペイン、ギリシャと
も国債入札が順調に行われ、安心感が広
がる一方、ノキア、ドイツ銀行の決算の
悪化見通しを受け、企業業績に対する
懸念が広がった。

（米国）
・米国株は横ばい。

・8月の住宅着工件数が4ヶ月ぶりの高水
準であったこと、米連邦公開市場委員会
（ＦＯＭＣ）声明で、景気回復支援に向
けた追加措置を行う用意があると表明し
たことを受けて、安心感が広がった。

【トピック】
・昨日の話題はやはり米ＦＯＭＣの金融
政策の結果でしょう。

・政策変更はなかったが、追加処置をい
つでも行う用意があると、今後の追加緩
和を匂わす発言があった。

・これを受け、ドルはユーロ、円に対し、
下落し、このドルの下落を受け、金が
上昇している。

・11月の中間選挙を控え、今、米国は
ドル安政策を実行するのに必死になって
いる。

・米国の国内消費が回復しない今、景気
回復には他国の消費（外需）を当てにす
るしかないからである。

・米国の製品を輸出しやすくするには、
もちろんドル安が必須である。

・ドル安の方法として、一つは、追加
緩和を匂わせることで、米国の金利を低
下させ、ドル売りを誘う方法、

　一つは、貿易量の多い中国に圧力を加
え、人民元をドルに対し、切り上げさせ
ることにより、人民元高ドル安にする方
法をとっている。

・こういうドル安の大きな流れのなかで、
介入しかできない日本の円は、円高にな
って当然であろう。

・しまいには、中国が尖閣沖事件の対立
から、日本の国債を大量に買って、円高
に誘導しようと企んでいるようだ。

・これで、日本の単独介入効果は消え失
せてしまう。

・こんな状況では、日銀がよほど大きな
量的緩和をしない限り、11月の米中間選
挙までは円高は続くと考える。

・円高が続けば、日本株の上昇は限定的
でしょう。

・皆さんはどう考えますか？

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