TOPIXと名目GDP

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6月4日にTOPIX終値が695.51と28年6ヶ月ぶり(1983年12月)の安値をつけた。日経平均リーマンショック後の7,054円が終値ベースの安値なので、6月4日の8,295円はTOPIXほど下がったとの印象はない。

これは指標の性格の違いよるものだが、TOPIX東証1部全体の株式の時価総額を指数化したものなので、こちらが市場全体の状況を表しているといえよう。では、このTOPIXの水準が割安か否かをざっくりみてみたい。

名目GDP東証1部の時価総額の関係は、歴史的におおよそ1:0.7である。ちなみに1983年当時の名目GDPは289兆円、東証1部の時価総額は119兆円で1:0.4であった。当時は経済規模に対し、株式市場の規模が小さかったから0.4と小さい値だったといえよう。

そこで、2012年で1:0.7の法則を使ってみると、2012年の名目GDPの予想は476兆円に対し、この0.7倍の333兆円が東証1部の時価総額として妥当な水準であると思われる。現在の東証1部の時価総額は252兆円なので、名目GDPの0.5倍程度でしかない。あまりに低い水準である。

ほんとざっくりとした検証であるが、TOPIXが28年6ヶ月ぶりの安値を付けた今は、TOPIX指数を購入してもよい水準ではないかと思われる。日経平均指数はTOPIXに比べ割高なので、買うならTOPIX指数であろう。

欧州危機の拡大で先行き懸念はあるが、最安値ということで過度に不安にならずに、冷静になり、TOPIXへの投資のチャンスととらえてみてはいかがか。

もちろん、もう一段の下げがあるかもしれないが、割安な水準であることは確かでしょう。