ブロックチェーン債券発行の流れが加速か?

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coinpost.jp

欧州投資銀行(EIB)がブロックチェーンの債券をユーロ建てで発行するようだ。

2018年に世銀が世界初のブロックチェーン債券を豪州・コモンウェルス銀行を単独アレンジャーとして、イーサリアム上で発行し、これまで累計で115億円となっている。

2019年には、スペインの大手サンタンデール銀行もイーサリアム上で22億円相当の債券を発行した。

今回、EIBの発行には、米大手金融のゴールドマン・サックスグループ、フランス大手のソシエテ・ジェネラルも関与しており、この起債が上手くいけば、今後ブロックチェーンの債券の起債が加速すると思われる。

 

これで何が変わるかのだろうか。

これまでは、「ユーロクリア」 「クリアストリーム」 「証券保管振替機構」といった中央清算機関が、誰がどれだけ債券を保有しているかを台帳を中央集権的に管理して、この台帳と証券の決済を紐付けていた。

今はこの取引の把握に時間がかかっており、売買から決済まで時間がかかっている。

 

これをブロックチェーン上に載せると、取引がリアルタイムで把握できるため、決済までの処理時間が短くできる。中央精算機関もいらなくなり、コスト削減につながる。

また、債券の販売も小口化できるので、発行体も証券会社の引受に頼るだけでなく、ネットと通じて直接顧客に販売ができる。これは引受手数料、販売手数料の削減につながる。

 

今回は、決済通貨は法定通貨(ユーロ)を使うようであるが、いずれ、ブロックチェーンで起債する場合は、イーサリアムやビットコイン等決済通貨に使うようになるであろう。その方が決済もスムーズにいくからである。

 

2018年の世界の債券市場の時価総額は、103兆ドル(1京1,770兆円)と株式市場より大きい。これがブロックチェーン上で管理されると、コスト削減効果と投資家の利便性アップは非常に大きい。その分、既存金融機関の手数料収入が大幅減となる。

ブロックチェーンの世界は中央集権から分散化への流れを促進させるから、長い目でみればそうなるのは当然の帰結であろう。

 

ブロックチェーンの債券発行の流れは、今後一層加速するのではないか。

その際当面使われるブロックチェーンは、信頼度が高いイーサリアムになるであろう。

 

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