約3兆円の資産を運用する米大手投資企業Wealthfrontが、グレースケールが提供するビットコインとイーサリアムの投資信託を投資先の一つに加えた。
ポートフォリオの10%まで組み入れることを可能にするとのこと。
グレースケールのビットコイン、イーサリアムの投資信託は、一時期機関投資家の需要が強く、原資産のビットコイン、イーサリアム以上に買われ、割高に推移していた。
ただし、5月の仮想通貨市場の急落により、逆に割安に放置されていた。
それが、今は少しずつ、適正な位置まで戻っている状況である。
下記の記事を参照にして欲しい。
現在は、ビットコイン及びイーサリアムの両ファンドとも、新規購入はできないから、既存のものの売買になる。
今回のWealthfrontの投資対象追加により、ファンドの需要が強くなり、割安になっていたビットコイン及びイーサリアムのファンドは適正値に戻っていくであろう。Wealthfrontの投資資金がビットコイン、イーサリアムを直接買い上げていくわけではないが、投資信託を通じて間接的にビットコインやイーサリアムに良い影響を及ぼしていくであろう。
5月の急落後、一旦止まっていた機関投資家の仮想通貨市場への資金流入であるが、今回の発表にも後押しされ、再び活発に動き出すものと思われる。
仮想通貨市場の環境もようやく改善されてきたのではないか。