ソラナ(SOL)ブロックチェーン上の非代替性トークン(NFT)プラットフォームの「マジックエデン(Magic Eden)」は、1億3000万ドル(177億円)のシリーズBの資金調達ラウンドを終了したと発表した。
この資金調達ラウンドは、エレクトリック・キャピタル、グレイロック、ライトスピード・ベンチャーパートナーズ、パラジウム、セコイアキャピタルlなどの投資家が参加。マジックエデンは16億ドル(約2,200億円)と評価された。
マジックエデンは2021年9月の設立でまだ1年も立たない企業。現在、毎日4万件以上のNFTが取引されている。
マジックエデンのセカンダリーマーケットでは7000件以上の出品があり、ソラナの全NFTボリュームの92%以上を占めている。
さらにマジックエデンには、50以上のゲームやメタバースプロジェクトがある。
この分野では、同社はマーケットプレイスで取引されるソラナの全ゲームNFTの90%を占めている。
マジックエデンは、このようにソラナのNFT市場では圧倒的なシェアを占めた存在である。
NFTマーケットプレイスのここ1ヶ月のユーザー数ランキングでは、最大手NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)が39万人、これに続き、24万人の第2位となっている。
ユーザー数では、この2つの取引所がNFT市場で圧倒的なシェアを占めている。
OpenSeaは、2017年設立で5年ほど運営している老舗であるが、たった1年でここまで最大手に近づいているMazic Edenの勢いはすごい。
今回は、このマーケット環境でも巨額の資金調達が可能となるのは、よほど将来性に期待されてのことであろう。
MazicEdenにしろ、Stepnにしろ、Solanaブロックチェーンを利用したNFTサービスは勢いがある。
Solanaブロックチェーンはよく停止したりして、イーサリアムに比べて信頼性は落ちるが、スピードと手数料の安さはピカイチである。
MazicEdenやStepnのように、ユーザーを惹きつけるサービスも育ってきた。
今後、NFT市場の成長とともに、ブロックチェーンではSolanaが大きく伸びる可能性があるのではないか。
イーサリアムキラーとしてはSolanaが本命かもしれない。