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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
21,537.00
(+0.00)

ドイツDAX指数　
6,252.21
(+16.65)

ＮＹダウ　
10,969.99
(-3.56)

日経平均　
11,282.32
(-56.98)

日経225先物（シカゴ）　
11,355
(-85.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→円→ドル）

ドル−円
93.76
(-0.58)

ユーロ−円
125.60
(-1.59)

ユーロ−ドル
1.3396
(-0.0086)

●債券
米国10年債　
3.95%
(-0.04%)

日本10年債　
1.41%
(+0.02%)

●商品
NYMEX 原油先物
86.77
(+0.01)

NYMEX 金先物
1,134.30
(+2.50)

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■ 相場コメント
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（アジア）
・休場明けの中国株市場は、ほぼ横ばい。
香港市場は休場。

・中国政府が不動産価格の抑制策を強化
するとの懸念から、勢いのない展開とな
った。

・オーストラリアが政策金利を0.25%引き
上げ、4.25%となった。これで5度目の利
上げ、好調な経済を裏付けている。

（欧州）
・世界経済回復期待から、商品株が上げを
主導し、上昇した。

・一方、ギリシャが先日のEU合意に対し、
再協議を求めているとの報道が伝わり、
ギリシャの債務問題をめぐる懸念が再燃、
ギリシャの銀行株は約4%急落した。

・ギリシャ問題に対し、投資家は引き続
き慎重な姿勢となっている。

（米国）
・米株式市場は小反落。

・この日発表された米連邦公開市場委員会
（FOMC）議事録が公開され、低金利の長期
間維持が改めて確認された。

・株式市場はこれを好感したが、ギリシャ
問題の再燃などにより、上値が抑えられた。

・世界の株式市場は利益確定の売りに押さ
れ、上値が重い展開が続く。

（トピック）
・来週、オバマ大統領と中国の胡国家主席
が人民元をめぐる問題について話し合うと
のこと。

・昨日のガイトナー米財務長官の人民元切
利上げを促す発言を聞いていると、ほぼ人
民元を切り上げる方向で固まっているよう
だ。

・人民元切り上がると、人民元に対し、
ドルが安くなり、米国の対中輸出採算が改
善する。

・結果、米国の対中貿易赤字削減につなが
るり、米国の利益となる。

・同様に日本の最大貿易相手国である中国
に対する輸出採算も改善し、日本の対中貿
易赤字削減につながり、日本の利益となる。

・ただ、喜んでもいられない。

・ガイトナー米財務長官は、日本とドイツ
の対米貿易黒字に対しても懸念を示してい
るからだ。

・中国の人民元が切り上がると、次は日本
とドイツが標的にされる。

・ドルに対する円高とマルク高を求める
であろう。

・米オバマ政権は、5年で輸出を倍増する
という大目標を立てているが、やり方は
為替操作である。

・米国の基軸通貨ドルは、米国の最強の
武器なのだ。

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