漂流するユーロ - NFTで資産運用

世界の個別株・ETF・株価指数等を証拠金で取引【ひまわりCFD】
想定利回り7.0％の不動産ファンド

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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
21,510.93
(-112.45)

ドイツDAX指数　
6,230.38
(-33.85)

ＮＹダウ　
11,124.92
(+7.86)

日経平均　
11,090.05
(+189.37)

日経225先物（シカゴ）　
11,060
(+35.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→ドル→円）

ドル−円
93.12
(-0.10)

ユーロ−円
124.67
(-0.56)

ユーロ−ドル
1.3388
(-0.0046)

●債券
米国10年債　
3.74%
(-0.06%)

日本10年債　
1.34%
(+0.01%)

●商品
NYMEX 原油先物
83.49
(+0.51)

NYMEX 金先物
1,147.00
(+7.20)

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■ 相場コメント
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（アジア）
・香港当局が一部の不動産取引の税率引
き上げ等不動産価格抑制策を示したこと
から、市況への影響が懸念され、香港株
は不動産株中心に下落した。

・一方、中国株は個人消費の伸びに対す
る期待から小売銘柄中心に上昇した。

（欧州）
・ギリシャ債務問題への懸念から、ギリ
シャはじめ、同様の債務問題を抱えるス
ペイン、ポルトガル等の株式市場が下落
した。

（米国）
・アップル、モルガン・スタンレー等の
好調な企業決算を受け、景気回復期待が
強まっている一方、欧州のギリシャ問題
に対する懸念から、上値は重く結果、
株式市場は横ばいとなっている。

【トピック】
・ギリシャに対する資金支援計画の合意
に向けＥＵとＩＭＦが大詰めの協議中だ
が、なかなか合意に至らず、市場はイラ
イラしている。

・ギリシャ国債の利回りは8.17%とドイツ
国債に比べ、5.03%も上乗せされた金利と
なっている。
（同じユーロ建ての国債で金利が上乗せ
されるということは、それだけ信用力が
ないということを表す、つまり、デフォ
ルトになる可能性が高いから、高い利回
りを投資家が要求しているということ）

・この動きはギリシャだけでなく、同じ
債務問題を抱えるポルトガル債にも波及
し、上乗せ金利が拡大している。

・PIGSとは、ポルトガル、アイルランド、
ギリシャ、スペインの頭文字をとった
造語で、ギリシャのように国の借金が多
く、財政状態が悪化している国を表して
いる。

・このPIGS全体に問題が波及すると、
ユーロ各国だけの資金支援等で支え
ることは到底不可能なので、ユーロ通貨
自体が大丈夫なのか？と疑念を抱かれる
こととなる。

・以前、『ユーロの矛盾』
http://kantantoushi.jp/2010/03/post-321.html#more
でも書いたような矛盾が再びクローズ
アップされるであろう。

・ユーロ加盟国で国債発行と徴税の権利
を一元管理するなど根本的な解決策がで
ない限りユーロは漂流し続けることにな
ろう。

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