今週の相場

■ 先週金曜日の市況
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●株式
中国 上海A株
3,007.40
(-27.87)

香港ハンセン　
22,877.25
(-177.43)

ドイツDAX指数　
6,848.98
(-30.68)

ＮＹダウ　
11,092.00
(-95.28)

日経平均　
10,039.56
(-40.20)

日経225先物（シカゴ）　
10,020
(-100.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（円→ユーロ→ドル）

ドル−円
84.09
(+0.53)

ユーロ−円
111.29
(-0.38)

ユーロ−ドル
1.3245
(-0.0117)

●債券
米国10年債　
2.87%
(-0.04%)

日本10年債　
1.20%
(+0.04%)

●商品
NYMEX原油先物
83.87
(-0.31)

NYMEX金先物
1,363.50
(-8.60)

■ 先週金曜日の相場のコメント
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（アジア）
・中国株、香港株とも下落。

・中国当局が来年の新規融資目標を今年
より引き下げる可能性があるとの報道で、
金融引き締めに対する懸念が広がった。

（欧州）
・欧州株は下落。

・アイルランドに続き、ポルトガルも
金融安定化基金での救済を要請するとの
懸念が広がり、市場心理を圧迫した。

（米国）
・米国株は下落。

・北朝鮮問題に対する懸念や、アイルラ
ンドから広がっている欧州の債務問題に
対する懸念から、株が売られた。

・為替は逃避通貨としてのドルが買われ、
主要通貨に対し、ドル高となっている。

■ 今週の相場
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・先週は北朝鮮情勢の緊張、アイルラン
ドに端を発した欧州債務問題、米金融業
界のおけるインサイダー問題等を受けて、

　市場心理が悪化し、リスク回避で株や
商品が売られ、安全通貨のドル買いが続
いた週であった。

・北朝鮮情勢は28日の米韓軍事演習では、
特に大きな問題とならず、中国が6カ国
協議を持ち出す等どちらかといえば、
解決を模索する方向となっているが、
まだ予断を許さない状況。

・欧州債務問題は、アイルランドの支援
にほぼ合意に向かっているが、ポルトガ
ル、スペインへの広がりを見せている。

・米国のインサイダー疑惑もどこまで
発展するか読み切れていない。

・これらの不安要因は、すぐには取り除
かれることはできないため、今週もリス
ク回避的な相場が続くのではないかと思
う。

・これらの不安要因の動向に加え、今週
は米国景気の先行きにも注目が集まる。

・今週末発表される米雇用統計で、良い
結果が出れば、米景気回復期待で市場に
安心感が出て、リスク回避姿勢が弱まる
であろうが、悪い結果であると、大きな
不安要因が市場にプラスされ、市場心理
が更に悪化し、一層リスク回避姿勢が
強まるであろう。

・不安要因が多いため、米雇用統計が出
る週末までは様子見にしようかと思う。