■ 先週金曜日の相場
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●株式
中国 上海A株
2,877.05
(+60.90)
香港ハンセン
22,171.95
(+412.81)
ドイツDAX指数
7,121.38
(-28.06)
NYダウ
11,934.58
(-115.57)
日経平均
9,678.71
(+81.97)
日経225先物(シカゴ)
9,600
(+5.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ユーロ→ドル→円)
ドル−円
80.40
(-0.15)
ユーロ−円
114.10
(-0.71)
ユーロ−ドル
1.4184
(-0.0069)
●債券
米国10年債
2.86%
(-0.05%)
日本10年債
1.11%
(-0.00%)
■ コメント
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先週末のNYダウは、前週比0.6%安い11,934.58で取引を終えた。
欧州のギリシャ問題が決着するか否かで振り回された1週間であったが、結局まだ予断を許さない状況に変わりはない。
米国では、注目のFOMCが開かれたが、特に新たな追加策が出るわけではなく、景気認識を下方修正して終了となり、失望売りを誘った。
また、先週末には大手格付会社ムーディーズが、イタリアの銀行13行の格付を引き下げ方向で検討するとの情報が流れ、イタリアの銀行2行の株価が急落、株
の売買が一時停止される事態となった。
これを受け、市場には不安心理が一層高まっている状況。
投資家の不安心理を表す、恐怖指数(VIX)は3日続けて上昇しているくらいだ。
ギリシャの今後の行方を整理すると、今週の議会の採決で9兆円の緊縮財政政策を承認できるか否かにかかっている。
承認されれば、EUやIMFから融資が実行され、デフォルトに陥ることはない。
もし、承認されないと、8月の約8千億円の国債償還がデフォルトに陥るという状況。
今週はこのギリシャの採決の行方が注目されよう。
また、注目される米経済指標としては、6月28日発表予定のケース・シラー住宅価格指数、米消費者信頼感指数7月1日発表予定の6月ISM製造業景況感指数等がある。