ゲームストップは米国の大手ゲームソフト企業。主に新品・中古のビデオゲーム機器・ソフト、ゲーム関連商品、スマートフォンなどを扱う。時価総額は約8,500億円。
このゲームストップがImmutable X(IMX)と提携して、NFT事業のために約172億円規模のファンド設立したり、NFTマーケットプレイスの立ち上げをしたりすることとなった。
このゲームストップが提携するImmutable X(IMX)とは何者なのだろうか。
Immutable Xはブロックチェーン 基盤のNFTマーケットプレイスなどの取引手数料やスピードなどの課題を解決しようとするNFT取引に特化したレイヤー2ソリューションだ。Immutable Xは、イーサリアム上のNFTのための最初のレイヤー2スケーリングソリューションとなっている。
これを利用することで、ユーザーは、ガス代ゼロで、早い取引が実現できる。
レイヤー2については、以下の概念図を参考にしてほしい。
出典:コインパートナー
ガス代ゼロなのに、なぜ、ImmutableX(IMX)は事業としてやっていけるのだろうか。
ImmutableXは、NFTソリューションなので、NFT取引の際に手数料を徴収しており、ここでビジネスが成り立っている。
イーサリアムはスケーラビリティと手数料高騰問題で、ユーザーフレンドリーでない状態が続いている。
現在、イーサリアム2.0にバージョンアップすることで、これを解決しようとしているが、完全にこの問題がなくなるかはまだわからない状況だ。
NFT市場全体は取引が活性化してきているが、イーサリアムのこの問題がずっと足枷になっている。
ImmutableX(IMX)のソリューションをいろんなプロジェクトが導入していけば、NFT市場はさらに活性化するであろう。
あの世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaもImmutableX(IMX)の採用を発表しているので、今後、利用プロジェクトは広がりそうである。
ImmutableX(IMX)は、NFT市場の活性化とともに、イーサリアムレイヤー2ソリューションとして今後も注目されよう。