DAOで気候保険をアフリカの農家へ

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www.neweconomy.jp

ブロックチェーンにより保険業界もかなりの変化が今後起こるであろう。

今回は、DAOがアフリカの農家に気候保険を提供するという話である。

このDAOを設立下のが、レモネードという企業。

2015年に設立されたレモネードは、米ニューヨークを拠点にP2P(ピアツーピア)の損害保険を提供する企業である。

 

従来の損害保険ビジネスでは保険契約者から事前に資金を掛けてもらい、その集まった資金を運用して儲けるというビジネスが中心である。

また、保険販売や事務などに人が多く介在することにより、コストが多く掛かるビジネスである。

 

一方で、今回のようにDAOが運営主体となることで、販売、事務フローを自動化できる。

保険契約の代わりにスマートコントラクト(契約の自動化)を使用し、さらに保険金請求の専門家の代わりにオラクル(保険請求のルール自動化システム)を使用することで、web上でリアルタイムの気象データの共有および分散型の側面を活用して、手頃な価格で瞬時の気候保険を提供できるという。

 

このブロックチェーンにアバランチを利用する。

契約者から集めた保険金の20%はレモネードの経費・利益として使われ、80%が保険金など契約者への支払いなどに使われるという。

このプロジェクトには、ソフトバンクグループ、GV(Google Ventures)、セコイアキャピタル(Sequoia Capital)、アリアンツ(Allianz)が、1億2,000万ドルの資金を投資している。

かなり大掛かりなプロジェクトである。

 

これはこれまでの損害保険のような中央集権的な中抜きのビジネスモデルではなく、本当にニーズのある保険に対してダイレクトにそのソリューションを提供するものであり、これが相互扶助という本来の保険の在り方であろう。

 

今後、このようにブロックチェーンとDAOを活用した保険サービスが出現することで、既存の保険業界はかなりの構造変化を強いられるであろう。

保険ユーザーにとってはハッピーな変革になりそうである。